生まれてはじめてと最初で最後の一世一代が君でした

 

人生で1番の大恋愛をして、これまでの全てが変わったけどその全てに1ミリも後悔はなかった。

 

地底のような辛さが幾度となく訪れても、その度絶頂の幸せを何度ももらって、ただ愛が深まるばかりだった。

 

感情のアップダウンの激しい恋愛は溺れやすいものだと頭で理解しているし、手に入らないものへの執着なのではと無理矢理思ってみたこともあったけど、それにしたってそんなもんじゃ収まりきらないほど本気です、でした。

 

自分だけに見せてくれる優しい目と声と耳から首にかけてのラインがとてつもなく好きで、会えなくなってからも何度も思い出す。

 

愛情は十分すぎるほど伝わっていた。

「今」だけじゃ物足りなくなってしまってごめんなさい。

やっぱり好きな人とは「この先」を想像したいし「この先」の2人の話をしたい。

 

あなたを好きになって今まで感じたことのない感情をたくさん知った。好きになった音楽や映画や場所がたくさんあって、見られなくなったコンテンツや嫌いな広告が増えた。

 

今どんなことを考えているかなって想像していてもたってもいられない時間がまだまだある。

健康のこともメンタルのことも私が支えられなくなってやってけるかなって心配。心配する立場にないのかもだけど。

 

どうかどうか幸せに過ごしてくれますように。

いつかまた笑って楽しい話ができますように。

私のことを心に置いておいてくれますように。

 

大好きな人のことを大好きだと全世界に伝えたかったし、お似合いだと全世界に認められたかった。できなかったことをここでこっそりと。

 

 

優しさも裏切りも身体ごと受け入れて波音に揺れながら愛されてた

やっぱり夏はサザンだね。

 

TBSラジオ空気階段の踊り場で毎年夏の終わりにやっている真夏の果実というコーナーが好き。

リスナーのエピソードの後の1番いいタイミングで真夏の果実を流すっていう企画で、感動の話もしょうもない話もあって笑ったり泣いたりする。

 

このブログのタイトルの歌詞の曲は去年初めて知った曲。真夏の果実を流す企画で、リスナーのエピソードがこの曲に絡んだ話だったから真夏の果実の代わりに流した曲。エピソードと自分の状況が少しだけリンクして刺さって、曲もすごくよくて刺さって、そこから大好きな曲になった。

 

泣かないでって言われても無理だよ

 

久しぶりに短歌欲が湧きましたので、今回も短歌。以前の投稿を見返すくらいあの短歌たちは気に入ってる。

 

サラダ記念日が実はサラダじゃなくてカレー味の唐揚げだったように、以前のもこれもフィクションですからね

 

 

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花言葉 あなたを見つめる 欲張りで あなただけを がほしいです

 

0時ちょうど 君が最初と 信じてて 確かめたくて スタンバイした

 

お揃いを身につけて お似合いを感じてくれたかな

 

初めてね 他人(ひと)に撮って もらった写真 認められた ような気がした

 

浴衣姿に堪えたにやけも 花火を横目に向けた視線も 全部わかるよ そういう年齢になってしまったよ

 

どこへでも 追いたい背中 君ゆえに 横浜中華街 銀座の路地裏

 

現実を 考えてくれた 仕事辞める 現実=(イコール) 夢を手放す?

 

桟橋に 腰掛けて眺む 暗闇で 交わらない未来だけが 鮮明に

 

いってらっしゃいとおかえりを 同じ1日に言えたことの幸せ 夢の日常と生活

 

着てほしいと渡されたユニフォーム 撮らされた写真 きれいな人を連れてくのが夢だった 女としての消費?

 

ムカつくと 泣いてくれたのが 嬉しくて 見せなくていいもの 見せてごめんね

 

残してった アイスクリームを 片付ける 溶けない気持ちと 溶かした年月

 

君が濡らす 脱衣所の床を 拭く時に 感じるものが 愛なのかしら

 

輪郭を覚えていても なぞりたい なぞり続けたい 消えないで匂い

 

ここで使う 使ってしまっていいくらい 一世一代 一生のお願い

長きにわたる希死念慮と消極的自死の狭間で今日もなんとか

 

漠然とした将来の不安

お金がないということ、

いつかは結婚したいけど彼氏がいないということ、

好きな人以外もう誰も好きになれないということ、

好きな人が自分を選ばないということ、

体調のこと、

自分の性格のこと、

仕事のこと、

家族のこと、

 

喫煙の理由のひとつ、消極的自死

 

はやく死んじゃいたいと中学生の頃から願っていてよかった。どうせ早く死んじゃいたいしと思えば一瞬でも楽に感じる。

完全自殺マニュアルという私のストッパー。

 

人に期待しない。

いつでも音楽が私を救ってくれる。

自分の機嫌を自分でとれる私はいつだってえらい。

恋が愛に変わっても恋がそのままの形でそこにあり続けることの幸せ

 

 

別れた瞬間泣きそうになって鼻を擦った

左手から愛する人の匂いがした

ずっと強く握っていたからうつったのか

この匂いを私は永遠の恋と名づけたい

簡潔に君が足りぬと思う夜 愛とか時間とかではなくて

数年?十数年?前に読んだり観たり聴いたりしたものを上手く解釈できないまま記憶の彼方に飛ばして、経験が増えて、ふと見返してスッと落ちる感覚。あれが好き。

 

「チョコレート革命」を最初に読んだのは高校生とかだったか。深夜にふと思い出してAmazonで中古品を購入。

 

あの頃純粋に素敵な感情だなと思った感覚は健在で、でもあの頃と違ったのはもっと深いところまでブスブス刺さったということ。こんな感情になれるんだから経験も文学も尊い、感謝。単なる経験という言葉に片づけたくないのが本音なのだが。

 

そんなこんなで短歌欲爆誕

一緒に西村曜さんの「コンビニに生まれかわってしまっても」も買ったので、自由律多め。

※フィクション、これはフィクションです。

 

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思い出が 証拠へ変わる日が怖くって 撮らない写真の代わりの短歌

 

海を見れば どうでもよくなると思ってた 波にさらわれぬ 確かな気持ち

 

本当は もっと優しく 愛したい 強い言葉は 守るためなの

 

白い泡が 消えては浮かぶ 三浦の海 覚悟しきれぬ さよならの念

 

遠く見える 離島にいるかもしれぬ人を 避けねばならぬ 関係値とは

 

いつもなら 微笑ましく思う子の顔も 今日だけは見せてくれるなと思えり

 

まあいっか 同じ気持ちと 白状する 同じ海眺む 七里ヶ浜

 

夕陽にかこつけて 決めたルールを破る お揃いの景色 いつでも見返せる

 

出会う時期が 違っていればで済ませない 済まされたくない 済まさなきゃいけない?

 

最後の男は他にいる 私が決める あなたがいいし

 

子どもって単語って諦めろって意味?意訳しかできないよ、私日本文学しかやってきてないもん

 

人のいない夜の繁華街 5分前に通った道 これからとおる道も一緒がいい

 

高速のライトが2秒後の未来を照らした この明るさが続いていかぬものか

 

カーナビの 到着時刻が 1分ずつ 早まることの 虚しさここに

 

愛しいと思うとき ムツゴロウさんのように触りたくなるんだな 必死に抑えた耳たぶひとつ

 

予想というより期待に近い 最後に絶対くれるあれ 今日もくれたね

 

寝る前に何を考えたってあたしの自由じゃない

もらったミンティアが消えるのがなんとなく惜しくて口の中でずっと転がしていた金曜日

 

最寄りまでの時間が短い方が考えることが少なくていい、それでいい、それがいい。

 

 

 

だらしない身体をやけに愛おしく感じてしまってからの記憶は曖昧でー

とはいえ、心の奥底でずっとこうしたいと思っていた夢が現実という名の輪郭を持ち出すまでの時間は早く、至極鮮明だった

 

初めてそれっぽいことを言われてこっそり断り方を検索していた春が、自分の気持ちが分からなくて言葉の定義を一晩中考えていた夏になって、ようやく受け入れた自分の気持ちを口に出さないように必死にこらえている秋になった。

季節が移り変わるように徐々にじっくりと変わる気持ちと現状。

季節はあと一つ過ぎ去れば元に戻るけれど、私の気持ちが戻ることはありますか。

 

 

 

最寄りまでの時間が長い方が「よく考えなさい」を自分に課せる。

課してみても、思考は気づかぬうちに「考える」から「思い出す」へ。

 

こんなことなら、やっぱり最寄りまでの時間は短い方がいい。

 

 

本当はやだなあ。